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2011年07月22日

若い2人のスイートホーム計画(2)

今年も暑い夏がやってきました。皆さんも体調に気をつけてくださいね。
今回は、若い二人の家づくりの出発点について考えてみたいと思います。

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以前は家を持つというと少し郊外に一戸建て=土地がある程度の広さがあって、リビングダイニングがあって、夫婦の寝室と子供部屋2つ、余裕があれば和室を1部屋、カーポート付というのが一般的だったのではないでしょうか。
家のイメージが規格化されていて、まず「家を持つ」ということに比重が置かれていました。

でも最近は家に対する価値観も多様化していて、土地は狭くても都心の真ん中に住みたいと考える人、趣味を中心とした家づくりを考える人、通勤に時間がかかっても自然環境の良い場所で週末の時間を大切にしたいと考える人など、家に関する軸となるものが変わってきているようです。

それって昔、ブランドのバックとかみんなが同じものを持っていると安心していた時代が過ぎて、それぞれが好きなものを選んで、それは高い安いという判断でもなければ流行っているというところでもない最近のファッションの選び方と似ているように思います。
家の価値観が個別化してきたことはとてもいいことだと思います。居心地がいいと感じるものは皆さんそれぞれに違うのですから。

家を持つ際、今後の暮らしや環境の変化、例えば転勤や家族が増える事など不確定な要素が多くて、今が購入時期なのかと考える人も多いかと思います。
20年後、30年後もこの家に住み続けるのだろうかということをシミュレーションすることは大事だと思います。
将来の生活や家族構成に対応できるように、できるだけ間仕切りを設けずにフラットに使うというのも変化に対応するための方法のひとつかもしれません。
家族の様子が伺える家づくりという観点からもプライバシーの必要なところは家具やパーティションで区切って生活するというのは日本の昔からあった知恵の1つです。

夫婦で働いている忙しい二人には、当面は交通の便のよい便利なマンションも魅力的かもしれません。また、年をとって駅や買い物に便利なマンションに引っ越すという動きもあります。
庭の手入れや家のメンテナンスが煩わしいと感じたら、戸締りが簡単にできてエレベーターもついたバリアフリーのマンションでの暮らしは快適だと思います。

将来に向けて、いろいろ心配なことはあるかと思いますが、若い二人が家を建てたいと思った場合は、まずは自由な発想で自分たちの家について考えてみたらどうでしょうか。
家を作る時に大切に思えることを自分達で書き出してみましょう。その中から、自分達にとって本当に大切にしたいことが見えてくるかと思います。

例えば、
・ 自然と共生できるエコな暮らしが実践できる家が欲しい
・ 趣味であるケーキづくりが楽しめる大きなキッチンのある家にしたい
・ 開放的で生まれてくる子供たちが自由に動き回れる大きな空間が欲しい
とか・・・。

工法や費用などは、おいおい専門家に相談しながら整理していけば良いと思います。
だからどんな場所に、何を大切に、どんな住まい方をしたいのか。
なによりもそこが一番大切な家づくりの出発点になるのではないかと思います。

続く

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森麗子

プロフィール
住宅設計で有名な清家清先生の事務所で住宅のほか、横浜八景島シーパラダイスやスポーツクラブなどの設計に携わった後に独立。「女性の目線で女性に優しいデザイン」をテーマに女性による建築デザインユニットを運営中。

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