こんにちは、山﨑美奈子です。
長い夏もようやく一段落。空気はカラッとさわやかで、つい散歩したくなるような季節となりました。
歩道の並木が日ごとに色づき、毎日のお散歩コースでも「今日はどんな色が待っているだろう」と楽しみになりますね。

■秋色ってどんな色?
秋色を色彩の専門用語に置き換えると、「色相は暖色から中性色を中心に幅広く含まれ、トーンはモデレートカラーとシェードカラーが中心」になります。
色相とは「赤や緑、青などという色みの種類」、トーンとは「淡いや深い、渋いなどという色のイメージや調子」です。
モデレートカラーは中間色ともいい、色にくすみがあり、穏やかなイメージをもつ色のグループです。シェードカラーは暗清色といい、文字通り暗さと透明感を併せもっています。
下にそれぞれの色を例示しました。鮮やかなビビッドカラーを比較すると分かりやすくなります。

秋色=茶色のバリエーションだと思われがちですが、よく見るとさまざまな色が秋を彩っていることが分かりますね。
■インテリアに秋色を取り入れるには?
皆さんは「ゾーニング」という言葉をご存知ですか?
直訳は「区分する」ですが、インテリアの色彩計画では「用途や機能、利用者別に住居内を区分する」となります。
一般的なゾーニングでは、利用者をメインに考えることが多く、実際の区分は下記のように大きく3つに分けられます。
1)パブリックゾーン:玄関、廊下、リビングなど
家族が集い、ゲストを迎えたりもてなしたりするゾーン。利用者の年齢層や性別などは限定せずに、幅広く好まれる配色が求められます。
2)セミパブリックゾーン:キッチン、バスルーム、トイレなど
主な利用者は家族ですが、ゲストが使うこともよくあるゾーン。比較的小さいため、色数や減らしたり、暗い色を控えたりして圧迫感を和らげましょう。
3)プライベートゾーン:子ども部屋、ベッドルームなど
ほぼ家族だけが使うゾーン。利用者が限られるので、家族の好みを取り入れたり遊び心を演出できたりします。
秋色はパブリックゾーンにとてもよく似合います。ベージュ~茶系を中心にコーディネートしてみましょう。
暖色のぬくもり、モデレートカラーの穏やかさ、シェードカラーの落ち着きが、多くの人をやさしく迎え入れる空間イメージを演出してくれます。

自然の中にあふれる秋色。日本人は昔から「紅葉狩り」といって山野に出かけ、秋色を楽しんできました。
そんな秋色でちいさな家を満たしたら、とてもステキですね。
今年はお家の中でも紅葉狩りを楽しんでください!