ちいさな家応援サイト〈ちいさな家が好き〉

ちいさい家だと、幸せに手が届く。


2010年07月21日

カゴのある暮らし

インテリア好きにとって人気の高いアイテムのひとつであるカゴ。つい集めてしまうという人も多いのではないでしょうか。
カゴほど世界中で作られ、使われている道具というのも、他にないかもしれません。

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アジアのマーケットでは、ざっくり編まれた素朴なカゴの上に、野菜や果物がどさっと積まれています。
ヨーロッパの市場でも、人々はカゴを手に下げお買い物。底にキャスターが付いて、カラカラと引っ張るカート式のものもあります。
アフリカのカゴは、赤や黄色で模様が編み込まれていたり、カラフルなビーズの装飾が付いていたりして、大胆な色使い。
そして、竹やあけび、山ぶどうの蔓など、四季折々の自然素材から作られる日本のカゴ。どこの国でも、カゴは普段の生活に密着し、日々使われています。

かつて、倉敷にある民藝館を訪ねたら、世界中のカゴを集めた「カゴの部屋」というのがありました。
初代館長だった外村吉之介さんはカゴが大好きだったそうで、たくさんコレクションされていたそうです。
訪れた来館者に対しても、館長自ら現れて、カゴの説明をされていたとか。そして、どこかで講演の依頼があると、いつもカゴを片手に出かけて行ったそうです。
なんだか微笑ましいエピソードですね。

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日本人の暮らしにも、昔からカゴは欠かせない道具のひとつ。
そんなわけで最近、竹 籠作りのワークショップに参加してみました。
竹籠の産地である別府の職人さんに教わって、取っ手の付いた手提げカゴを作ります。
竹はしなやかな弾力性があり、丈夫で壊れにくい素材。といっても、いざ作るとなると力加減はなかなか難しく、ぎゅっと詰めて編まないとスカスカになってしまうし、勢い余って力を入れすぎるとパリンと折れてしまいます。霧吹きで充分に湿らせ、竹を柔らかくしながら、手際よく編みこんで行きます。
職人さんは2,3時間でたちまち編み上げてしまうそうですが、私たちは丸1日がかり。
しかし、やっとの思いで出来上がった竹籠は、愛着もひとしお。
ペットボトルが3本くらい入る大きさで、取っ手が付いているため、バッグとしてお買い物に持っていけるし、普段は壁に下げて小物の収納用にもなります。
中に瓶などを入れて、花を挿してもきれいです。かたちがシンプルなので、どんな部屋でもすんなり馴染みます。

カゴはインテリアに取り入れやすい便利なアイテム。
ひとつぽつんと置いてあるだけでも様になりますが、様々な国のものを混ぜても、かたちや大きさがバラバラでも、意外と程よくまとまり、ほのぼのと和やかな風景を演出してくれます。逆に同じものを複数揃えて並べると、空間がきりっと引き締まります。
困ったときのカゴ頼み?!と言ってもいいほど。小さな家のインテリアにも大活躍してくれるに違いありません。

最後に、素敵なカゴが見つかりそうな店をご紹介します。

暮らしの道具 谷中松野屋(和、アジアのカゴ)
http://yanakamatsunoya.jp/

KOHORO(和、アジアのカゴ)
http://www.kohoro.jp/

黄色い鳥器店(和のカゴ)
http://www.kiiroi-tori.com/

巣巣(北欧、ラトビア、モロッコなどのカゴ)
http://www.susu.co.jp/

キャトル・セゾン(フランスのカゴ)
http://www.quatresaisons.co.jp/

F.O.B COOP (フランス、ヨーロッパのカゴ)
http://www.fobcoop.co.jp/

グランピエ(中近東、エスニックのカゴ)
http://www.granpie.com/

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江沢香織

プロフィール
インテリア、雑貨、料理、ライフスタイルなどを中心に、新聞・雑誌・広告・WEB等でフリーでのライター、コーディネーターとして活躍中。

  • 街中カーサ
  • CRESCASA「クレスカーサ」
  • おひさまハイムFAN

2010年05月27日

窓の景色で小さな家を楽しむ

子供の頃、家は小さなマンションでしたが、高台にあったせいか、よく窓から富士山を眺めていました。
冬が近づくと「富士山の雪、積もったかな?」なんて毎朝眺めるのが日課でした。
特にカラっと晴れた天気の良い朝に富士山の姿がくっきり堂々と見えると、今日は何かいいことがあるような気がしていたものです。
そして一日の終わりに、真っ赤な夕焼け空が広がって、シルエットのように浮かび上がった富士山と、そのすぐそばを静かに沈んでいく夕日は、時として息を呑むような美しさでした。
きれいな夕日を見つけると黙ってはいられず、大慌てで家族を呼んで、沈むまでみんなで眺めていたのでした。

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家の中が快適であることも大事だけれど、窓の外のささやかな景色で、心和まされることがあります。
借景といって、外の景色を風景画のように、そのままインテリアに取り入れる方法もあります。(元々は、日本庭園などで海や山など自然の風景をそのまま庭の景色に取り入れて生かす、造園技法のことをいうそうです)。
春は桜、冬は雪、など借景は季節や時間によって変わっていくこともある、なかなか贅沢なインテリアです。
外の景色を一緒に眺めるだけで、家族の思い出が深まることもあります。
家を建てるときは、窓の位置と外の景色の関係にも気を配ってみると、また新たな発見があるかもしれません。

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必ずしも景色のいい家に住めるとは限りません。でも、外の風景に何かちょっとしたお楽しみを作るだけでも、住むことは楽しくなるように思います。
例えば隣りの家のお庭の花が咲いているとか、ノラ猫がいつものところで寝そべっているとか。
自分だけのささやかな楽しい景色があると、それを見つけただけで、ちょっぴりウキウキしてきませんか。
外の景色もインテリアのひとつとして、アイディアを巡らせれば、家作りがまた少し、楽しくなるように思います。

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2010年03月30日

春の訪れをお部屋で手軽に楽しもう

だんだんと春が近づいてまいりました。
公園や並木道を歩くと、花のつぼみがぐんぐん膨らんでくるのを実感します。
日本には、お花見という素敵な文化もありますね。
春になると桜が気になって仕方ないのは、日本人ならではの性分でしょうか。

花を愛でて楽しむのは万国共通。
ヨーロッパでは春になると一気に花が咲き乱れます。
こちらはちょっぴり意図的だったりしますが、春が近づくと花壇や橋などが造園師によってすばやく整備され、小さな村などは一晩であっというまに花だらけになります。
昨日までグレートーンの寒々しかった風景が、赤や黄色でにわかに華やいで、目を疑うほどの変わり様。
春=花という気持ちは、どこも変わらないのですね。
フランスでは、ミシェランの三ツ星ならぬ花のランク付けがあり、各町の入り口に、「この町は1つ花、2つ花」なんていう、花のマークの表記があります。
町がどれくらいきれいに花で飾られているかを示しているのです。
ちなみにパリはやっぱり花の都(!)で「4つ花」だそうです。
(ランクは変動したりもするそうなので、今年は正確には分かりませんが)。

フランスやベルギーなどでは、家を花で飾ることは日常の出来事で、マルシェで気軽に花を求めることもできるし、街角にはセンスの良い花屋が数多くあります。
人に差し上げるだけではなく、自分の部屋を飾るために花を買い、さりげなくインテリアに利用しています。
技巧的なアレンジをするばかりではなく、例えば薔薇を一輪挿すだけでも、部屋がパッと明るくなり、ウキウキと楽しい気分になります。

日本人もヨーロッパ人に負けないほどの花好きですが、なにせ部屋が小さかったりするため、なかなか花に手を出せない人も多いかもしれません。
昔の人は床の間に花を飾ったりしていましたが、現代の家ではフラワーベースを置く場所がなかったり、子供がいたずらしてひっくり返すのが心配だったり。
毎日忙しくて水を替える暇もない、という人もいるかもしれないですね。
それでも花は好きだし、何か部屋を楽しく飾れるものは?と探していたら、ちょっといいものを見つけました。

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これは実は造花なのですが、驚くほど精巧にできています。
造花といういやらしさを全く感じさせないほどナチュラルで品が良いのです。
オランダのシルカ社というところのアートフラワーだそう。
花の国オランダならではのエレガントな造形と質感です。
生花と違って光に強く痛まないので、ファッション誌の撮影などでもよく利用されているそうです。
水も必要ないので手間要らずだし、壁を飾ったり、ぶら下げたりなど、アイディア次第でより自由にデコレーションを楽しめます。
1本ずつ販売しているので、自分で好きなように組み合わせを考えてもいい。
お値段もそれほど高くありません。

そして、さらに実用的で気軽なものとしては、こんなものもあります。

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写真で見ると花束のようですが、茎の方をよく見てください。
bonboog(ボンブーグ)というブランドから出ているボタニカルペンです。
こちらもかなりリアルな造花を使ってデザインされているため、文房具というより、インテリアアイテム。
一本でもペン立てに挿しておくと、なかなかインパクトがあります。
気軽に花を楽しめるし、ペンとして普通に使えるので実用的です。
葉や花の種類もたくさん揃っており、いくつかまとめても楽しいです。

本物の花を飾ることにちょっと躊躇している方は、こんなアイテムを使って、春の訪れを気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?

east side tokyo(イーストサイドトーキョー)
FLOWER & CRAFT
(シルカ社のアートフラワー販売店)
東京都台東区蔵前1-5-7
tel 03-5833-6541
9:00~17:30
日・祝休
http://eastsidetokyo.jp/

bonboog(ボンブーグ)
http://www.bonboog.com/


2010年02月26日

小さな家によく似合う、谷中のほのぼの雑貨

東京・谷中は古い家やお寺があちこちに点在し、ぶらぶらとお散歩するのが楽しいエリアです。
最近はお洒落なカフェやギャラリー、雑貨店も増え、幅広い世代の人々に親しまれています。(日暮里駅に谷中のお店マップもあるので便利!)
のんびり穏やかな街並みのせいか、ネコが多いのも特徴。
陽だまりにちょこんと陣取っているネコの姿に、思わず和んでしまいます。

谷中でも特に賑わいをみせているのが、「夕やけだんだん」とも名付けられた谷中銀座商店街。
八百屋やお惣菜屋などがちょこちょこと並び、夕暮れどきには晩ご飯のおかずを求めて、行列のできている店もあります。
そんな商店街を抜けた坂の上に素敵な雑貨屋さんがオープンしました。

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松野屋は、元々問屋として日本の荒物を中心に雑貨の卸しを行っていました。
昔からある、職人の手による丁寧で気持ちのよい、普段使いの道具たち。
店内を見回すと、使い勝手の良さそうなカゴやブリキの箱、味のある柄の食器など、何かしらいいものが見つかります。
松野屋ならではの目線でセレクトされた、絶妙なセンスがユニーク。
若い人には新鮮、ご年配には懐かしい印象があるようで、世代を問わず様々な人が出入りし、店の様子を楽しんでいました。

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特にカゴは種類が豊富!
日本はもちろん、アフリカ、アジアのものもあります。
カゴって世界各国で愛されている、便利な道具なんですね。
ファッションにもインテリアにも、また料理道具のひとつとしても使えそうな、様々なかたちや素材、大きさのカゴが並んでいます。
アイディア次第でいろんな利用をできるのが、カゴのいいところです。
自分の部屋の様子を思い浮かべながら、あそこに使ったらいいかなぁ、など考えつつ、楽しい妄想が膨らみます。

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そして、この木の丸椅子は松野屋のオリジナル。
昔の居酒屋のカウンターに並んでいたような、なんでもないシンプルな椅子をイメージしてデザインしたそうです。
静岡の木工職人さんによる手作りで、丈夫なポプラ材を使用しています。
椅子にしたり、踏み台にしたり、小さなテーブルや台の代わりとして使うにも便利。
何かと小回りが利いて、場所も取らず、どんなインテリアにも馴染みそうです。
木材なので、使い込んで味が出てくるのも楽しみです。

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松野屋は建物自体も面白く、店の奥は明治時代の洋館で、手前は終戦前後のバラック小屋。
一部は当時の面影をそのままに、昔の窓ガラスや看板を残しています。
内装もできるところは自分たちで工夫を凝らし、あちこちにインテリアのアイディアが光っています。
例えば上の写真は、店の正面にあるライトですが、これは昔電柱に付いていた街灯だったもの。
また、横の”うだつ”に見立てた雨避けカバーは、お寺の床の間の木をもらい、大工さんに取り付けてもらったもの。
味わいのある木目で、よーく見ると大工さんの焼印まで押してあります。

日暮里駅の反対側は”繊維街”と呼ばれる、布屋さんが立ち並ぶエリア。
谷中には雑貨屋さんや古道具屋さんも結構多く、インテリア好き、DIY好きにとって、
思いのほか楽しめる場所ではないでしょうか。
お天気の良い週末にのんびり散策してみるのもいいですね。

暮らしの道具 谷中 松野屋
東京都荒川区西日暮里3-14-14
tel 03-3823-7441
12:00~19:00
月・火定休(祝日は営業)
http://yanakamatsunoya.jp/


2010年01月21日

長崎の小さなオランダ

和洋の入り混じった歴史的建造物が街中に点在し、異国情緒溢れる街、長崎。
NHKのドラマ「龍馬伝」も始まり、ゆかりの地を訪ねる観光客が増え、ますます賑わいをみせているようです(主役の福山雅治も長崎出身!)。

鎖国の時代に西洋への唯一の窓口として賑わい、外国の様々な文化を日本に伝えた「出島」。明治以降の埋め立てによって一時は姿を消してしまいましたが、その歴史的価値を未来へ残していこう、という出島復元事業がスタートし、2006年より一般公開しています。
19世紀初頭の様子を再現した建物や内部を体感できる、ユニークな施設に生まれ変わりました。

当時日本を訪れたオランダ人たちは、出島という限られた敷地内で生活していたわけですが、その暮らしぶりは、和洋が入り混じってなかなか興味深いのです。

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上の写真はカピタンの部屋(キャプテンをこう呼んでいました。オランダ商館長のことです)。こんな風に、板張りの奥に畳敷きの和室があったりします。
和室なのに天井には豪華なシャンデリア。畳の上に大胆にも西洋の椅子やテーブルを並べています。
一見ミスマッチにも思えるのですが、和洋がうまく調和して、なんとも味のある落ち着いた風情を漂わせています。手前の板張りの部屋も、パステル調のグリーンの窓枠や扉、ピンクの壁紙などを使っており、当時の日本人の目にはかなり新鮮に映ったのではないでしょうか。
出島は長崎にちょこんと突き出たほんの小さなスペースですが、異国での暮らしを少しでも快適に過せるよう、インテリアには様々な工夫をされていたのでしょう。

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壁紙の色や柄は特に興味深く、オリエンタルな要素が散りばめられた、独特の紋様がどこかエキゾティックで印象的。やはりみんな注目してしまうようで、同じ模様のレターセットなどがお土産として売られていました。
船の明かりをイメージするような大きなガラスのランプもお洒落ですね。上には真鍮製(かな?)の鳥のオブジェが乗っています。
下の写真は一番船船頭部屋ですが、畳や屏風のある部屋に、パッチワーク布団のベッドがあったりして、不思議にかわいらしい印象でした。

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最後に料理部屋もご紹介。ここも日本とオランダの道具が入り混じっていて面白いです。写真では見えにくいですが、豚の頭がどかんとテーブルの上に置いてあります。(しかも口にリンゴかなんかくわえちゃってます)。
当時は珍しい肉料理もこの部屋では調理されていたのでしょう。道具を見ながら、オランダ人や出島を訪れた日本人たちがどんなご馳走を食べていたのか、あれこれ想像するのが楽しい部屋でした。

出島以外にも、長崎には和・洋・中が入り混じった興味深い建築物がたくさんあって、建築好き、インテリア好きには楽しめる街ではないでしょうか。昔から海外と交流してきた外交的な土地柄のせいか、地元の人々がみんな旅行者に親切だったのも印象的でした。


2009年12月11日

手作りの小さな家

先日、京都に住んでいる友人の家に遊びに行きました。
彼女の家はいつも誰かしら人が出入りしていて、家族も友人もみんなで一緒にご飯を食べ、わいわいと賑やかです。
決して広い家に住んでいるわけではなく、こじんまりした空間に人が集まってぎゅうぎゅうなこともしばしば。
でもなぜか彼女の家には居心地の良い空気があって、みんな自然と居ついてしまうようです。

そして彼女は2歳の男の子、そうちゃんのママ。この日はそうちゃんご自慢の小さな家を見せてもらいました。(遊びに来た人を気に入ると、披露してくれるらしい)。

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なんと、ダンボールで作った手作りハウスです。ママとそうちゃんが実家に帰っているとき、パパが一日がかりでこっそり手作りして、プレゼントしてくれたそう。
パパは建築関係のお仕事をしているせいか、ダンボールといえど、すごく精巧に造られています。
裏側には、そうちゃんが入るための扉もあるし、ちゃんと屋根まで付いていて、取り外しができます。
窓がランダムに空いているところも洒落ていて、あっちこっちから覗けるのが楽しいです。
もちろん、そうちゃんは大喜び。大人でもなんとか入れるので、ママはよく「一緒にはいろう!」とそうちゃんに誘われるそうです。

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しかもこの家は折りたたみ式!使わないときは、ぺったんこに折りたたんで隙間にしまえるのです。
これなら家が狭くっても大丈夫。とっても合理的にできています。しまうときは、そうちゃんもお片づけを手伝います。

愛情いっぱいの手作りの家をもらって、そうちゃんも幸せですね。お金をかけなくても楽しいことって、アイディア次第でたくさん見つけられそうです。

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2009年10月20日

小さな家のスプーン

なんだかかわいいものを見つけてしまいました。

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お家のかたちをしています。
こうやって部屋の一角に飾っておくと、積み木のおもちゃか何かにも見えます。でもこれはおもちゃではなく、ちゃんと働いてくれる道具なんです。

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なんと、コーヒー豆を計量する、メジャースプーンです。「メジャースプーンハウス」という名前が付いています。深煎りで10g、浅煎りで12gすくえるようになっています。素材は無垢のウォールナットで、コーヒー豆の油分ともよく馴染み、使い込むほどに良い味わいが出てくるのだそうです。小田原の職人さんの手作りです。このスプーンを開発した、TOUCHの中林さんによると、「お家の形はほのぼのと温かな家庭をイメージします。ささやかですが、コーヒーを淹れる時間を少しでも楽しい気持ちで過して欲しい。」とのこと。
豊かな時間への想いが伝わってくるようです。

お家が建っているように、ぽん、とテーブルの上に立つところも便利。普段はオブジェのように飾っておいて、コーヒーを淹れるときには、いざ活躍!こんな楽しい道具があると、友達を家に呼んで、ちょっと見せびらかしたくなりますね。

コーヒー用のスプーンなんて、些細なものといえばそれまでですが、スプーンひとつでも、暮らしはちょっぴり心地良くなるような気がします。気に入った道具を使うと、気持ちが引き締まり、動作も丁寧になって、きっと美味しくコーヒーを淹れられるのでは、と思うのです。

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さて、TOUCHの中林さん、実はコーヒードリッパーも開発しています。その名も「ドーナツドリッパー」。愉快なネーミングですね。こちらは、白い磁器とドーナツのような木のわっかを組み合わせて使います。見た目の可愛さはもちろん、ちゃんと美味しいコーヒーが淹れられるように計算して作られた、機能的なドリッパーなんです。

でもとにかく、お家とドーナツ、っていうだけで、なんだか嬉しい気持ちになりますね。コーヒーを淹れるのって、ちょっと面倒だなあ、と思ってしまいがちですが、こんな道具なら、手間を楽しみに変えてくれるかもしれません。お家で寛ぐ時間、コーヒー一杯を淹れるひとときを、少しでもゆっくりと大切に過したいものです。

TORCH
http://www.dodrip.net/


2009年08月06日

フレンチスタイルのインテリアショップ

東京・学芸大学に、新しいインテリアショップがオープンしました。

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店の名前はinspiration(アンスピラシオン)。フランス語でインスピレーションの意味です。オーナーの谷あきらさんは長くフランスに暮らし、半分フランス人のような感覚の持ち主。フランスで培ったセンスを生かし、ややアートフルで大胆、遊び心いっぱいのユニークな発想をインテリアに取り入れるのが得意です。

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ずっとフランス暮らしだった谷さんですが、今年から日本に住まいを移し、一般的な日本の暮らしの中で、どうやったらインテリアを楽しくできるか、試行錯誤しながらも、次々と新しい提案を行っています。フランスといっても、基本的にパリはアパルトマン暮らしが圧倒的。日本の住宅事情とも似ています。たとえ狭い空間であっても、フランスらしいエッセンスをピリリと効かせ、センス溢れるお部屋作りを目指しています。

例えばお店の壁。自分で何度もペンキを塗って、アンティーク風に仕上げました。きれいに塗るというより、むしろランダムにやや荒っぽく仕上げて、独特の風合いを出しています。これはものすごい緻密なテクニックというのではなく、その人ならではの個性を生かした表現。だからこそ空間にパワーを感じます。

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これまた面白いのですが、フランスの古い木の扉の上に大胆にも壁紙をコラージュしています。壁紙自体もアンティークなので、たまたま長さが足りなかった!というのも理由のひとつですが、こうやってペタペタ自由に貼り付けちゃえば、立派なオブジェになります。間仕切りにしたり、何かをぶら下げたりして、考えようによっては使い勝手も広がりますね。もちろん、扉として使ってもいいと思います。また、このアイディア、普通に壁にやってみてもいいのでは。壁紙だからって、絶対にきっちり貼らなきゃいけないという決まりはありません。

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谷さんは、今まで「オルネ・ド・フォイユ」「ボワズリー」という2軒のフレンチスタイルのショップをオープン・運営してきましたが、今回のお店はもう少し自由に、世界の様々な国のものを取り入れ、日本の暮らしを考慮しつつも、斬新でユニークなインテリアの提案をしてきたいそうです。写真の白いお皿はイタリア人デザイナーPaola Navone(パオラ・ナヴォーネ)によるドイツ製の陶磁器。クラシカルなフォルムでありながら、シャープでモダンな印象です。

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最後に簡単なインテリアチェンジとして、谷さんのおすすめは、ラグによる部屋の模様替え。写真のラグは、イタリアでデザインされ、チュニジアで製作されたものだそう。しかもなんとビニール製!クラシカルな模様まで織り込まれて、とてもビニールとは思えない高級感があります。しかしこれならジュースをこぼしてもサッと拭けばいいので気楽。イグサではないので、カビも生えません。リバーシブルで使えるので、気分によって裏表を変えても楽しい。ラグを一枚敷くだけで、部屋の印象はグッと変ります。谷さんは季節関係なくこのラグを愛用しているそうです。

アンスピラシオン
東京都目黒区中央町1-21-9 永嶋ビル1F
TEL 03-3716-4061
ショップ営業時間
11:00~19:00(金、土、日、祝のみ開店)
http://www.ornedefeuilles.com/inspiration/


2009年05月25日

ル・コルビュジエの建てた家

1923年、建築の巨匠ル・コルビュジエが、年老いた愛する両親のために、スイス、レマン湖のほとりに建てたのは、une petite maison(小さな家)。

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本物の家を訪れたことはまだありませんが、この本には、家の写真と文章の他、コルビュジエ自身によって生き生きと描かれたイラストやスケッチ、設計図などが載っており、いかに愛着を持ってこの小さな家を建てたかがうかがえます。
(コルビュジエのお母さんは101歳までこの家で暮らしたそうです!)

長さ15m×幅4m、延べ床面積は60㎡。
わずか18坪の小さな空間は、必要最低限でありながら、快適に暮らすためのアイディアが無数に散りばめられており、奇跡の極限住宅ともいえます。

空間に回遊性を持たせ、可動式の間仕切りを作ったりして、狭さを感じさせない工夫があります。
また、細長い部屋の南側面には、11mもの長いリボンウィンドーが設けられ、レマン湖とアルプスの山々の美しい景色を眺めることができるそうです。
さらに屋上には緑を敷き詰め庭園にしたというエコ住宅。
(コルビュジエは「近代建築の5原則」のひとつと謳っています)。

ちなみに、コルビュジエの終の棲家は、南仏のカプ・マルタンに建てられた休暇小屋。
こちらも約8畳という極小住宅。
ベニヤ張りの室内には、コックピットのように家具が備え付けられ、椅子として使っていたのはワインの木箱だったり。
素朴で簡素な家ですが、窓の外には真っ青な美しい地中海が広がっています。

豊かな暮らしとはどういうことなのか。
人間の住まいを追求し続けたコルビュジエが、最後にたどり着いた答えは、とてもシンプルだったようです。


2009年04月24日

お部屋のような小さなカフェ

小さな家といって、ふと思い出した場所があります。
それは合羽橋にある、こじんまりとしたカフェ。
白い箱のような空間はおよそ10坪で、
テーブルは4つのみの12席。
決して広くはありません。
お客さんがたくさん入れる店ではないんです。
でも大きな窓からは程よく光が入り、
いつも居心地よい空気が流れています。

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杉の木で作ったテーブルは、
木工作家である友人の手作りだそう。
すとんとしたシンプルなかたちで、
無垢のままの木を使っています。
素朴な木の風合いに、ぬくもりと安らぎを感じます。
お茶をこぼしたら染み込んでしまいそうですが、
それも使っていくうちに静かに馴染み、
思い出と一緒に良い味わいになっていくのだと。
テーブルひとつにもますます愛着が湧いてきますね。

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キッチンはオープンで、カウンター越しに中の様子が伺えます。
無造作に並んだ道具や、ぽんと置かれた食材がどれもかわいくて、思わずぐるぐると目を凝らしてしまいます。
カフェで使っている器は、陶芸家のイイホシユミコさんがオリジナルでデザインしてくれたそうです。
(カフェで購入もできます)。
ニュアンスのある白の質感が、モダンな中に温かさをもたらしています。
洗いざらしのリネンのコースターの上にちょこんとカップを置くと、物語の世界に入ったような気分になります。

女性が一人でやっている店なので、彼女の目の届く範囲でできる、一番居心地よいサイズ。
カウンター越しに会話を楽しみながら、お部屋のような空間で緩やかな時間を過ごせる、
とっておきの場所です。


itonowa(イトノワ)
東京都台東区松が谷1-13-10安達ビル1階
tel:03-3841-9338
open11:00~19:00
closed木曜日第2・4水曜日
http://www.itonowa.com/


2009年03月31日

ちいさな家のほのぼの時間

はじめまして。
江沢 香織と申します。

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子供の頃、「ちいさいおうち」という絵本が好きでした。
緑色の表紙の真ん中に描かれた、のどかな丘の上に建つ、こじんまりとした小さな家は、まるでにこにこ笑っているようで、子供心にも、平和と幸せの象徴のように映ったものです。

その絵本に出会って以来、学校の帰りにあちこちの家の様子を見ては、「あの家は笑っているね」と友達とこっそり語り合うことが、ささやかなお楽しみのひとつでした。

決してゴージャスではないけれど、大切に丁寧に慈しんでいきたい、温かな愛おしい家。季節の花をちょこんと窓辺に飾ったり、お気に入りのカップでゆっくりとコーヒーを淹れたり。

毎日の生活をすこしずつ、でも、心を尽くして自分らしく楽しみたい。たとえ小さくても、安らかで居心地の良い空間は、どんな豪華な家よりも、豊かな気持ちになれるのではないでしょうか。

小さな家だからこそできる、ほのぼのと幸せな時間を、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。