ちいさな家応援サイト〈ちいさな家が好き〉

ちいさい家だと、幸せに手が届く。


2010年08月01日

「ちいさな家」探訪 ~東京・世田谷区 Vol.2~

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。

前回よりレポートをしております、世田谷区のH邸。今回はいよいよその内部に迫ります☆ 土地の広さから想像できないほど、中はとっても広々とした空間でした!

■2階、3階の居住スペースは壁がないんですね。広々と感じます!

「土地がちいさなぶん、壁を作ると余計に狭く感じてしまうので。設計士の方と相談のうえで極力壁を作らないでいただきました。2階はLDKスペースですが、キッチンはアイランド型にして、リビングを見渡せるようにしました。開放感もありますし、キッチン周りをいつも綺麗にしておこうと心がけるのもイイですよね(笑)。
3階は寝室と、傾斜の屋根裏を利用したスペース。壁は作らずにひとつづきですが、間仕切りのような配置でウォークインクローゼットを設けました。屋根裏スペースは子どもが生まれたら遊び場にしたり、デスクを置いたりできるかな、と考えています」。

画像 【キッチン】

画像 【リビング】

画像 【3F】

■外観もすっきりとシンプルですが、家造りで一番こだわったのはどこですか?

「外観や内側の構造デザインを凝ったりしてもコストが高くなったり、飽きが来るかもしれませんよね。そのぶん、装飾デザインなどで遊びました。たとえば、2階のリビングに面した窓にアイアン調の飾りをつけたり、それと合うような床材を選んだり。主人が家具、特に椅子が大好きなので、そういった家具とのバランスなども考えて、細かなところにこだわりました。
私がどうしても担当したくて譲らなかったのは洗面所のタイル(笑)。IKEAで購入した大きな鏡と、シンプルな大きめの洗面ボウルにあわせて、繊細な色の小さなタイルを並べたい!と思ってお願いした自信作です。お客様にも好評ですよ」。

画像 【洗面所】

■ズバリ。ちいさな家で良かったですか?

「はい。家は広ければ掃除が大変ですし(笑)、家具や照明がいくつも必要になっちゃいます。当然ながら建てるのにもコストがかさみますよね。ちいさな家なら、どこにいても目が行き届きますし、一緒に暮らす人の気配を感じて安心。ちいさくても、作り方で広く見せることは出来るし、凝った家にしなくても家具や装飾でオリジナリティを出すことが出来る。そのほうがずっとオシャレで、現代っぽいなって思います。主人共々、大満足です!」。

画像 【外観】

<物件DATA>
東京都世田谷区 H邸

敷地面積: 19.8坪
建築面積:約 12坪(建ぺい率60%)
延床面積:33坪
工法:木造(在来工法)
建築費:2800万(建築設計料込)
建築家:AreaDesign 大縄順一
工務店:colum

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前田実穂

プロフィール
編集プロダクションにて情報誌、ファッション、ウェディングなど幅広い分野の雑誌編集・執筆に従事後、フリーランスに。現在はインテリア・建築系、美容系の雑誌を中心にエディター、ライターとして活動中。

  • 街中カーサ
  • CRESCASA「クレスカーサ」
  • おひさまハイムFAN

2010年07月05日

「ちいさな家」探訪 ~東京・世田谷区 Vol.1~

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。
研究室として、これまでに「ちいさな家のつくりかた」をひととおり研究してきましたが、
・実際に建てられた家を見てみたい!
・女性にとって暮らしやすいシンプルな「ちいさな家」は、住んでみてどんな感じ?
プロジェクトのメンバーからもそんな声が上がり、それならば生の声を聞いてみようと、今回は実際に建てられた方の家にお邪魔しました。自宅兼事務所として、東京の世田谷に建てられたHさん。すっきり外観とシンプルな間取りの中、随所に奥様のコダワリが詰まったステキなお家です!

■どうしてちいさな家を建てようと思ったのですか?

「主人がフリーランスで仕事をしているのですが、以前は自宅と事務所が別でした。時間が非常に不規則な仕事なので、事務所で仮眠することや、電車がなくなってタクシー帰り、その翌日は早朝から仕事…なんてこともしょっちゅう。結婚してからもなかなか時間が合わないし、家賃もかさむばかり。それなら自宅と事務所をひとつにしようと思い、家を建てることを決めました。
まずは仕事のことを考え、渋谷や新宿に出やすい場所という条件で、以前事務所のあった新宿区の四ッ谷~四谷三丁目エリアや、世田谷区の田園都市線の沿線で土地を探していました。さらに、暮らしやすさを考えたら、買い物にも不自由しない世田谷区のほうが気に入ってしまって。1本路地を入るととっても静かで過ごしやすいんです。ということで、場所ありきで建てることにしたため、予算面と考え合わせて必然的にちいさな家、となりました」。

■事務所と自宅兼用のちいさな家、生活されてみていかがですか?

「1階を事務所、2階と3階を居住スペースにしているのですが、事務所へはスタッフやお客様の出入りが多いため、扉は別にしています。その点でお互いに気になる事はありません。ただ、ちいさな家なのでお互いの気配を感じることができて安心な部分と、少し気を使う部分があります。たとえば食事の時は、2階に上がってくれば一緒にできるようになりましたが、上の生活の音や下の打ち合わせの声などがお互いに少し気になってしまうことも。建てたばかりの頃は、もう少し防音のことも考えたほうが良かったかな、と感じたりもしました。しかし暮らしていくにつれ、お互いが少し気をつけたり、良い意味での慣れもあり、大きな問題ではなくなりました」。

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そんな職住一体型の「ちいさな家」を実現させたHさんのお宅。次回、その中を詳しくご紹介いたします!


2010年03月24日

「ちいさな家が好き」プロジェクトって?

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。

前回まで、「ちいさな家のつくりかた」や「ちいさな家の条件」など、いろいろな側面から「ちいさな家」について考えてきました。ここで、ちょっぴり原点に立ち戻って「ちいさな家が好き」サイトを制作している、このプロジェクトについて触れてみようと思います。

このプロジェクトは、現在6人の女性たちで構成されています。それぞれが仕事を持って働く女性ですが、共通しているのは、みんな「家が好き」ということ。
外に事務所を持ってバリバリ働く方、自宅にアトリエやデスクを持つ職住一体の方、職住の境目がわからなくなっちゃうほどに書類と生活感が入り乱れた部屋に住むわたし……(笑)。こうしてみると共通項がないように見えるのですが、実はみんな、「家」に対してすごく興味を持ち、いろいろと考えていました。

仕事場としても使えてワンちゃんと暮らせる、双方にとって居心地のいい家に住みたいと考え、こだわり抜いて家を建てためぐろさん。
女流建築家として家を捉え直そうとしている森さん。
エッセイストとして、女性の目線でインテリアや家を見つめる江沢さん。
インテリアコーディネーターとして女性の満足度を追求されている柴谷さん。
部屋やインテリア雑貨などのイラストレーションを描いてこられたtellacoliさん。
みなさんがいろいろな場面で「家」に触れるなかで、必然的に自分の「理想の家」を思い描き、それを現代の社会やトレンドと考え合わせたとき、全員が、似たような考えにたどり着いていたんです。

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「女性にとって、家はシンプルなほうがいい気がする」

家は高いもの、家計のことを考えると出来る限り建築コストは抑えたい。多くの建材を使う家づくりって環境に優しくない?だったらとことん無駄を省きたい。掃除のことを考えると、広すぎたら大変。家具やインテリアを楽しみたいから、家のつくりは懲りすぎないほうがいい。今はいいけど、子供が出来たときにはこの柱や壁を動かせたら安心なのに……などなど。挙げるとキリがないのですが、家で快適に過ごしたいなと思うと、大きさ、広さ、デザイン性っていうものが、優先順位が低いということが見えてきました。

男性が大きくて広い家に憧れるのもすごくわかるけれど、家で過ごすことが多い女性の意見を、もっともっと家づくりに取り入れてもらったほうが、より快適な家になるはず!!
そんな思いから、「ちいさな家が好き」というプロジェクトを発足することになりました。

メンバー6人の思いと経験をふまえて、女性の家づくりを応援したいな、というキモチで作られたプロジェクト。
物理的にちいさな家、ではなくて、経済性、快適性、安全性などをふまえた、等身大のメリットいっぱいの心地よい住まいづくり。「ちいさな家」だから叶う夢がある!

そんな私たちが、ちいさなブログをスタートさせてから、今年の春で1年。セキスイハイムさんもこのプロジェクトを応援してくださることとなりました。
これからさらに、いろいろな角度から女性に優しい、ちいさな家づくりを考えていけたらいいなって思います!
「ちいさな家が好き」プロジェクト、これからもご期待を☆☆


2010年01月28日

ちいさな家の研究室第4話 「ちいさな家」だからリーズナブルに実現できる! イマドキのコンパクト&エコな家のつくりかた Vol.3

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。
2回にわたって研究してきた、「ちいさな家のつくりかた」。今回は、リーズナブルだけど質の高い家づくりを進めるポイントをまとめてみました。

6.信頼のできる家づくりのパートナーを探そう

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少し前まで、住宅産業は“ クレーム産業 ”と言われていたことがあります。欠陥住宅、耐震偽装という言葉は記憶に新しいと思いますが、インターネットで検索しても、過去にトラブルの多かった住宅会社の情報が多数見つかるかもしれません。

たとえば細かく項目が立てられた見積もりにおいて、不明な点を質問しても納得できる回答がもらえないという話を聞くことがありますが、これが後々の問題につながるだろうということは、簡単に想像できちゃいます。
せっかくの新築マイホームに不満や不安を抱えたまま住むなんて、ストレスが溜まってしまいますよね。
しっかりとした会社であれば、専任の担当者が最初から、施工後のアフターケアまでしっかりと対応してくれるはず。まさに「親身になってくれる」フォロー体制が出来ているものですよね。

また、不況と言われる現代では、施工途中に倒産、なんてことも少なからずあるようです。安さだけに惹かれて飛びつくと、後で大きな悔いが残ることもありますから、家づくりパートナーの選定は慎重に進めるようにしてください!

7. 2,000万円台で納得の家づくり

ここまでいろいろな面から見てきましたが、ちいさな家の研究室では、2,000万円台で納得のいく家づくりが可能と考えます!
その前提条件として……
(1) 大人2人、子供2人の4人家族を想定し
(2) 建坪は30坪程度で
(3) 高性能住宅の標準プラン&標準装備を基本とする、と……

太陽光発電システムを搭載したエコロジーで納得のいく住まいを、2,000万円台でつくることは可能!!助成金など上手に活用すれば、コンパクトなエコカーも予算内で購入できるかもしれません。

充分なスペース活用ができ、長く快適に住まうことができる家。
実現のためには、家づくりについての知識を深め、しっかりとしたプランニングをして、信頼できるパートナーを見つける。
このどれが欠けても、結果的に予算オーバー、後から予期せぬコストが必要、なんてコトになりそうです。

現実的な予算と相談したとき、家に何を求め、何を優先し、何を我慢するか……。出来るなら大きくて広い家、最新デザインと機能を取り入れた家、という考えは、現代向きではないのかもしれません。
従来の家づくりの価値観や通例を取り払った、現代にフィットする新しい住まい。いま家づくりを考える若い世代を中心に、新たな価値観が生まれつつあるような気がします!

「ちいさな家のつくりかた」は今回の第三弾でひとまず最終。
まだまだ深く追究できる内容はたくさんありそうですが、ここまで来たらあとは一歩ずつ。大切な家づくりをじっくり&しっかりと考えて進めていきましょう☆


2009年12月29日

ちいさな家の研究室 第4話 「ちいさな家」だからリーズナブルに実現できる!  イマドキのコンパクト&エコな家のつくりかた Vol.2

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。
「ちいさな家のつくりかた」研究、今回はその第二弾。気になる「コスト」のお話の続きと、「住宅性能」にクローズアップします。実は住宅性能の良し悪しが、ランニングコストに大きな影響を与えるんですよ。

3.「気密・断熱性」がランニングコストに影響!

コストには、家を建てるときに最初にかかる費用=イニシャルコストと、住まいを維持管理していくためにかかる費用=ランニングコストの2つがあります。ついイニシャルコストに気を取られがちなのですが、ランニングコストもとっても大切。毎月のローン支払いにプラス○万円になっちゃった! なんて話を聞くこともあります。
その、見落としがちなランニングコストの代表例が光熱費。実はこれが家の構造に大きく左右されるんです。

家全体を気密性と断熱性の高い構造にすると、少ない冷暖房費で家全体の快適性を保つことができます。逆に断熱性の低い家は、部屋ごとに空調が必要になってしまい、それだけ電気代もかさむことに。せっかく広いリビング&ダイニングを作っても、お部屋がなかなか適温にならず、そのためにエアコンがフル稼働! なんてコトになりそう……(泣)。

ちなみに光熱費については、太陽光発電システムを導入することでもかなり削減することが可能です。設置には多少のコストがかかりますが、国からの助成金があったり、余った電気を買い取ってもらえる制度もあります。ランニングコスト面でもおトクだし、なんといってもエコ! 検討する価値は大きいと思います。
※太陽光発電システムについては森さんのブログをご参照ください。

夏は涼しく・冬は暖かい、お財布と環境に優しい家にするために、「気密」「断熱」はしっかりチェックしておきましょう!

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4.「可動式家具」でリフォーム代をセーブ!

長く住んでいけば、必ずどこかで考えるリフォーム。このコストもかなり大きいですよね。住宅ローンの支払いとともに、毎月リフォーム貯金をされている、なんて方もいらっしゃるようです。う~ん、賢いプランニング……見習いたい。
でも建てるときに、可能な限り最小限のリフォームで済むように工夫できるのであれば、それがベスト!です。

そこで、まだまだ馴染み深くないようなのですが、「可動式家具」はかなり有効。上手に使えば、オープンな空間をさまざまに活用することができます。広いワンフロアの中で、可動式家具を壁に寄せてしまえばその空間を大きく使うことが出来るし、間仕切りとして使うこともOKです。
一番イメージしやすいのは、子供部屋。例えば子供が小さいうちは、広いスペースを一緒に使い、大きくなったら可動式家具で部屋として区切ることが可能です。建てるときには壁を作る費用がおさえられ、数年後のリフォームコストをかけずに間取りが変えられる、これはダブルで嬉しい☆

子供の成長や家族構成の変化のたびにリフォームが家計を圧迫するかも……というモヤモヤが晴れる! 「可動式家具」もチェックしてみてくださいね。

5.譲れない「住宅性能」について

「住宅性能」、なかなか聞きなれない言葉だと思います。簡単に言うと住宅の躯体(構造体)性能や安全性能、環境性能についてをまとめてこう呼ぶのですが、なかでも特に譲れないポイントが3つあります。

1つは「耐震性」。
住宅品質確保促進法に基づいた"住宅性能表示"という制度があり、さまざまな「モノサシ」で住宅の性能を計ります。耐震性については3段階で評価判断されるのですが、これに関してはやはり譲れない! 万が一に備え、最高レベルの等級3の認定を受けた構造・工法を持ったものを選んでおきたいところです。

2つめは「気密・断熱性」。
ざっくりと言えば、気密性=すきま風が入るか入らないか、断熱性=室内の温度をキープできるかできないか、ということ。それぞれ良い意味のほうを「気密性(断熱性)が高い」と表現します。
断熱性が高い家でも、すきま風が入るような気密性の低い仕上がりだと、暖房が効きにくく余計な光熱費がかかることに……。

この「気密・断熱性」を表す値が、C値(シーチ)とQ値(キューチ)。"次世代省エネルギー基準"での定義を詳しく説明していくとかなり細かくなってしまうので、また次の機会に。ここでは判断基準として、C値=2c㎡/㎡程度、Q値も2w/㎡K程度という値を提示します。気候の影響も受けるため、基準数値は地域毎に分かれているのですが、これは首都圏の基準値よりはかなり低い(厳しい)値。しかしこの値を全国的な標準仕様として提供しているハウスメーカーもあるそう。省エネ&快適性のためにはコレも譲れない!

3つめは「防犯機能」。
大切な家族と住まいを守るため、玄関ドアやサッシの防犯機能は必須! ピッキング防止の観点から、鍵の複製が難しいディンプルキー、強い衝撃でも破れにくいペアガラスなどの導入もおススメです。

コストを抑えるといっても、大事なポイントまで削らないで! 「3匹のこぶた」のお話ではないですが、長く快適・安全に暮らすために、「住宅性能」については妥協しないでくださいね。

こうしてみると、意外と私たちの生活にとっても身近なことばかり!ひとつずつ理解を深めていけば、全く難しくないんですね!
「ちいさな家のつくりかた」研究は、第三弾へと続きます☆


2009年11月24日

ちいさな家の研究室第4話 「ちいさな家」だからリーズナブルに実現できる! イマドキのコンパクト&エコな家のつくりかた Vol.1

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。

これまで、「ちいさな家」のメリットや条件についていろいろと考えてきました。しかし、実際に作ることに興味が出てきたとしても、まだまだギモンが湧いてしまいそう。快適な「ちいさな家」をより賢く、後悔せずに作るためにはどうすれば……? 少しでもリーズナブルに作るにはどうすれば……? 一歩踏み込んでいくために、もう少しいろいろと知っておく必要がありそうです。

実現のためには、しっかりとしたプランニングをして、家づくりについての知識を深めないと、判断を誤ってしまうことも。結果的に予算をオーバーしたり、住みはじめてからの維持費が予想以上にかかってしまったり……では、元も子もないですよね。

そこで今回は、イマドキな「ちいさな家のつくりかた」を研究します。考えることはいろいろありそうですが、整理していくと意外と難しくないのかも! ひとつずつ、なるべくシンプルに解明していきたいと思います。

1.30坪の家は小さすぎる?

「ちいさな家」のひとつの基準として、30坪という家の大きさで考えてみます。30坪≒100㎡。この広さ、マンションで考えればすごく狭いというほどではないですよね。総二階建てとして仮定すると、ワンフロア50㎡の空間。階段などのレイアウトを工夫すれば、30坪でも家族が楽しく暮らせる家がイメージできませんか?

例えば、1Fを家族共有のオープンな大空間にしてみる。
玄関を上がると、目の前には大きなリビングとダイニングが一体化した広々空間。そこにはいつも家族全員が集まってきます。賑やかにおしゃべりしたり、子供の宿題を見てあげたり、ママと娘が一緒にゴハンの用意をしたり……。トイレやバスルーム、収納スペースを別にしても、団欒できる充実のスペースを作ることができそう!

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2Fは夫婦と子供のスペースを、大きく半々に分けて考えてみます。
階段のスペースを除いても、夫婦の部屋はかなり大きく取れ、収納たっぷりにも出来ちゃいます。また、子供のスペースは可動式家具を利用。子供が小さいうちはオープンなユーティリティ空間として、成長に合わせて稼動式家具で部屋を区切れるようにします。子供が独立した後は、またオープンな空間に戻し、今度は夫婦の趣味のスペースに衣替え……。

こんな風に考えてみると、30坪で家族が長く楽しく暮らせる家が、とってもリアルに&楽しく描けちゃいますね!

2.イニシャルコストを抑えるには「標準仕様」!

当然ながら、建坪が小さければ全体のコストは抑えられますよね。
でも、たとえ小さくても「オプションでアレ欲しい!」「せっかくだからコレは特注で」なんてこだわり過ぎちゃうと、コストがグンとかさんでしまいます……。

ここでおススメなのが、住宅本体や設備については、標準プランや標準仕様を選ぶこと。"自由設計"をうたう住宅メーカーさんでもおトクな標準プランや仕様を用意しています。
「標準」と聞くと、なんとなく遊びゴコロを感じない、って方もいるかもしれないのですが、最近ではかなり質の高い設備を揃えているメーカーさんもあるようなので、検討する際にはぜひ一度「標準仕様」を調べてみてください!

おしゃれなテラスや外国製のシステムキッチン……デザインも機能もスペシャルに見えるし、あるに超したことはないのですが、これらを特別にあしらうことは、かなりのコスト増!
家づくりでイチバン重要なことは、躯体(くたい)と呼ばれる住宅本体の質を高くしておくこと。キッチンなどはある程度リフォームなどで自由に変更出来ますが、家の骨組み、構造については、一度建ててしまうと簡単には変更できないですよね……。
ということで、コスト効率の良い「標準仕様」で納得できるかを検討してみると、結果的に性能の高い構造体がリーズナブルに手に入ることが多いようです。まずはしっかりとした「箱」を作ることを第一に考えることが大切ですね☆

「ちいさな家のつくりかた」研究はまだまだ続きます!


2009年09月30日

ちいさな家の研究室 第3話 ちいさな家の条件 後編

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。
今回は「ちいさな家の条件 後編」になります。

ロングライフをローコストで!

最近よく聞かれる、「ロングライフ」。高いお買い物である家は、耐久性が高く長持ちしてくれるのがベスト。長寿命の住まいを作った方に対し、結果的に環境負荷の低減へとつながることから、所得税(住宅ローン減税)などを優遇してくれる「長期優良住宅法」も話題に。国が家づくりのエコに関してもサポートしてくれるというのは、心強いですよね!

でも長く住むためには、少しずつメンテナンスをしていくことは必至。そして子供が増え、成長して巣立った後など、その家に住む家族構成の変化によってリフォームを重ねていくのが従来の住まいでした。ですが、このリフォームの考え方も「ちいさな家」だとちょっぴり違うのです。

今までは、家族のための「部屋」を作る、増やす、減らすという概念でしたが、ちいさな家では「スペース」を調整するという考え方。例えばダイニングキッチンの近くで、ママの目が届くところに赤ちゃんの遊ぶスペースを作ってあげる。子供が学校に通うようになったら、今度は仕切りを作って勉強机や収納が置けるスペースを別の一角に作り、今まで赤ちゃんが遊んでいたスペースはママのための作業スペースに。子供が巣立った後は仕切りを取り払い、ゆったりと趣味のスペースを、といった具合。
これって、リフォームというよりは、“ リ・プラン ”。どう部屋を増やす(減らす)か、ではなく、家の中をどうやって使おう?って考えるという事なんです。

家族の成長や年齢だけではなく、生活しやすさを考えるとあらゆるパターンが考えられますが、大規模なリフォームではコスト&時間が必要。でも、こうしたフロアの中の「スペースの見直し」であれば、ずっとローコストに、かつ短期間で行うことが可能となります。

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大前提は「安全・安心」!

こうして考えてみると、断熱性/気密性が高いといった家の性能や、リ・プランを考える上でスムーズに実行してもらえる家の構造など、そもそもの基盤がしっかりとしていることが大切。家を建てる時点で、長く快適に住まうことが可能か、そしてランニングコストをおさえられるかどうかを見極めることが、とても重要になりますね。もちろん、耐震性、防犯性というポイントも大切です。
そうなると、家のデザイン性というのは、それほど凝らなくてもいいのかも・・。デザインがおしゃれなのはとても惹かれるのですが、すっきりとシンプルにしておいて、インテリアで遊ぶほうが、飽きが来なくていろいろな楽しみ方が出来るような気がします。インテリアのセンスも、女性の腕の見せどころですよね!

限りある大切なお金の無駄な出費は、出来る限り抑えたいもの。だからこそ一番重要な「基盤づくり」にはしっかりとお金をかけてあげる。それが結果的に、家のためのコストを抑えることにつながるんですね。
ということは……安全・安心な工法で家造りをしてもらえる、信頼できる業者さんを探すこと。これが「ちいさな家」づくりの第一歩、なのだと思います☆


2009年09月25日

ちいさな家の研究室 第3話 ちいさな家の条件 前編

こんにちは、「ちいさな家の研究室」前田です。

前回のブログで書いた、現代にふさわしいエコ&エコノミーな「ちいさな家」について。女性の目線が反映された暮らしやすい家づくりのガイドラインが作れたらいいなぁ、という内容でした。
そこで具体的に、これからの時代にぴったりの「ちいさな家」ってどんなものなのかを考えてみました。女性にとって重要な、暮らしやすい「ちいさな家」。実はメリットいっぱいなんです!

ラクラク・エコライフ!

現代において「地球環境に優しい」というのはいろいろな分野で必須条件になりつつありますよね。当然ながら家の「エコ」もしっかりと考えたいもの。でも環境のことを気にしすぎて、逆に手間がかかったりするのは避けたいですよね。
そこでまずは、家づくりの際によく耳にする「断熱性」や「気密性」。これらに配慮して作られる家は、冷暖房に必要なエネルギー節約につながり、CO2排出量を減らすことができます。

同じくエネルギー節約の観点では、太陽光発電。太陽の熱を家庭で利用し、余ったら買い上げてもらえる……光熱費の節約としても嬉しい仕組みですよね。太陽光発電システムを設置する家庭に対して、国から補助金が出る制度もあるため、これはぜひ利用しておきたいですね!

また暑い、寒い、ほこりっぽい…といった外気の影響を受けずに換気が出来る24時間換気システムにも注目。空気が澱みにくいため、ほこりがたまりにくい……ってコトは、お掃除もちょっぴりラクになる!?
あ、コレは家事エネルギーの節約でしたね。
でも、お掃除のための電力や資材の節約にもつながるハズ!

ちいさな家はおおきな家に比べたら、そもそもの生活に必要な電力は少なめ。さらにこうした性能のいい家にすることで環境保全にもつながるなんて……ラクラクにエコライフが実現できちゃうんですね。

<後編へ続く>

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2009年06月30日

女性がリードする「ちいさな家」の流れ

「ちいさな家の研究室」前田です。
前回のブログで、“研究してみたい☆”とつぶやいた勢いで、「ちいさな家の研究室」という屋号をつけてしまいました!
これから“室長 兼 研究員”として本格稼働します(笑)

憧れは大きくて広い家…… それはもう昔のコト?

ちょっと昔に遡りますが、1970年代の日本は高度経済成長のどまんなか。テレビや洗濯機、冷蔵庫などの家電が急速に普及するなど、日本がすごく活気のある時代。このころ、とても流行した某チョコレートのCMには「大きいことはいいことだ」なんてコピーもありました。元気な時代を象徴する表現だなぁって思います。

そして、バブルと呼ばれる80年代後半から90年代前半。好景気のこの時代は、建築家がもてはやされ、個性的な家や建物があっちこっちに建った時代でした。別荘やリゾートマンションも飛ぶように売れ、住むための家であることだけでなく、“資産としての家”という考え方も根強かったようです。家だけに限らず、例えば車なども、“高いもの=資産価値が大きいもの”という考えかた。その通りではあるのですが、それが直接ステイタスにつながってしまう……。「おおきな家」に住んでいること=社会的地位が高い、豊かな暮らしを手に入れている……そのような風潮は少なからずあったんじゃないかと思います。

そして設備やデザインに凝り、絵画などにもお金をかけ、資産価値をさらにアップさせるというのも、当時の家づくりでは特徴的でした。非常に個人志向の強い、まさに十人十色の時代でした。

いま目指したい エコ&エコノミーな「ちいさな家」

このようにバブル期までに発展を遂げた家づくり。そして「豊かな暮らし=おおきな家」というイメージ。まだまだ残っている気がします。

しかし、広い家を建てるにはたくさんの建材を使います。冷暖房効率が悪い場合も多く、快適さを維持するために、必要以上に電気代がかかることもあるでしょう。その場合のCO2排出量も気になります。
そもそも、おおきな家に住むには、広い土地が必要です。
こうしてみると、おおきな家を建てることと、その家で気持ちよく暮らしていくことは、別次元のことで、環境にもお財布にも優しくないんですね。

“家を構えてこそ一人前”といった男性的な思考もありますよね。一家の大黒柱である男性が立派な家を建て、代々に受け継いでいくということ。一方、家での生活に多くの時間を費やしている女性/妻の目線で、環境や経済面などを考慮した“暮らしやすい家”をつくりたいというニーズも生まれてきているようです。今の女性の働き方や生活について考えると、それはとても自然な流れかもしれませんね。

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家は男性だけのものではなく、女性にもとっても重要。地球環境に優しくて、質が高いのにお値打ち、しかも社会的調和性を持ったものが支持される今の時代に、女性がリードする新しいスタイルの家づくり…… それが、「ちいさな家」。
細やかな女性目線が反映された、暮らしやすい家づくりの新しいガイドラインが作れればうれしいです!


2009年05月18日

いまこそ、ちいさな家

はじめまして、前田実穂です。
雑誌を中心に、あらゆるジャンルのエディター、時にライターとしてお仕事をしています。

エディターやライターというのは、調べものが多いお仕事。雑誌の企画を考える時や、取材先探し、参考文献からヒントを探す……など、「調べる」ことにかなり時間を費やします。

そんな私が今回、調べてみたいと思ったのが「家」。

近年はエコが推奨され、エコバッグやMy箸、Myタンブラーなど、何かひとつは持ち歩いているという女性が多いと思います。特にエコバッグや箸は、コンパクトに折り畳んで持ち歩けるものが人気ですよね。

環境のことを考えるといえば、有害物質の排出を抑えてくれるハイブリッドカー。なかでも小回りが利くコンパクトサイズのものは、コロンとした可愛いらしいフォルムもあってか、主婦の女性を中心に広く愛されています。
燃費の良さ=経済性の高さも、お財布を預かる主婦にとっては大きな魅力ですよね。エコ&カワイイ+経済的なんて、女性にとっては大好物?
不況と言われている現代で、爆発的に売れているというのも納得です。

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こうした、“現代女性の必需品”のキーワードとして、「エコ」と「コンパクト」は欠かせないのかも……と、まわりを見渡す。いろんなものに囲まれて生活する私たちの、一番大事な必需品?「家」のことを考えてみました。

家づくりは、材料・素材として木を使う場合が多い。しかも、出来れば広々とした家に住みたい、という憧れを持つ方も多いかも。家づくりには「エコ」と「コンパクト」はまだまだ遠いのかな……。

そう思ったら、最近の家づくり事情を知りたくなりました。私自身、インテリア雑貨が大好きで、お天気のいい日でも引きこもりたいくらい家が大好き(笑)なこともあり、興味は増すばかり。
エコ&コンパクトな家づくりのブームは、もしかしたら近くまで来ているのかも!?

これから、家づくりのあれこれを私なりに研究してみたいと思います。どうぞよろしくお願いします☆